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足音騒音でうるさいとの苦情やクレームがきた時、どうしたら解決出来るの!

足音騒音でうるさいとの苦情やクレームがきた時、どうしたら解決出来るの!
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「足音騒音でうるさいとの苦情がきました。どうしたらほんとうに解決出来るのか。」とのテーマで今回の記事は書いています。

マンションや賃貸アパートでのトラブルは騒音関係が相変わらず多く、トラブルの内85%以上が騒音関係とのネットでの情報です。

その中でも足音関係は36%もあるとのことで、悩まされている方が沢山おられると思います。

ここでは、足音を出して苦情やクレームが心配な方々から、足音を聞かされて不愉快な思いをされる方々にも、本当に苦情やクレームを解決した経験を元にした情報を提案していますので、じっくりと内容を検討してください。



Table of Contents

その1:足音を聞かされて不愉快な思いをされる方の対策

  1-1:自己防衛的対策 耳栓、ヘッドホン、イヤホーン

  1-2:周りの人に周知する、管理会社や不動産会社、大家さん等に相談

  1-3:天井工事による対策

その2:足音を出して苦情やクレームが心配な方の為の対策

  2-1:足音騒音で苦情がきたのでネットで探し、本当に苦情が無くなった対策

(この対策を知れば、今まさに子供の足音で苦情を云われていても、

苦情がこなくなりますし、びくびくせずに気持ちが落ち着き安心できます。)

  2-2:一般的な防音マットや防音グッズでのエコノミーな対策

その3:マンションでのトラブルになるような足音の基準は

  3-1:マンションや住宅地での騒音基準

  3-2:足音騒音の場合の受忍限度と云う法律的な考え方

その4:足音騒音に悩まないマンションの特徴や探し方

  4-1:マンションの構造方式や天井の防音対策で考える

  4-2:最上階や端の物件等、影響を受けにくい住戸を考える

  4-3:新築物件でなければ、住人の履歴や行動をチェックする

その5:まとめとして



その1:足音を聞かされて不愉快な思いをされる方の対策

  1-1:自己防衛的対策 耳栓、ヘッドホン、イヤホーン

それは、ノイズキャンセリング機能付イヤホーン類になります。ノイズキャンセリング機能とは、外部からの雑音を取り除いてくれるものです。

外の環境の雑音、TVの音や人の声、車の音など外部環境の音を、逆位相との考え方から耳に届いた雑音の半位相違う音を発生させ外部からの雑音にぶつけて山と谷を無くし、雑音を小さくする技術です。

私も以前から設備のダクトなどで使われていた雑音を小さくする逆位相との考え方を、外部環境からの雑音を小さくする技術に取入れられないかと考えていたのです。

その逆位相との考え方が取入れられたイヤホンやヘッドホンがもう沢山出回っていますので、足音騒音で悩まされている方も、このイヤホンやヘッドホンを使わない手はないと思います。

特に音楽等を聞かない方には、ノイズキャンセリング耳栓も出ていますので誰でも使えるようになっています。

耳にイヤホン等を付けるのが嫌な方は、足音騒音が聞こえてきたときだけ着けるようにしても効果ありです。

別の機能としてノイズリダクションと云うものもありますが、こちらは音楽等の中で発生する電気信号の雑音を小さくする機能ですので、間違えないようにしてください。


  1-2:管理会社や不動産会社、大家さん等に相談

次は1人で我慢しないで、周りに知らせて子供の足音で大きな騒音が出ているので注意して欲しいとの意志を示すことも大切です。

ただし、誰が出しているのか解らない場合もあり、さらに直接注意してトラブルになる場合も多く、相手が判っていても直接の注意は、あまり得策で出ないことが今までの足音騒音事情が物語っています。

管理会社や不動産会社、大家さん等に相談して、足音騒音を出している人に、あなたが足音騒音で迷惑をかけていますよと認識させることも必要です。


  1-3:天井工事による対策

工事による対策は、足音騒音を受ける側での対策としては、あまりお勧めではありません。

既に発生している音を小さくするのは、とても難しい工事となるからです。

その割には費用が結構必要になるので、割に合わない工事と云えます。上記の1-1、1-2を行って、それでもどうしてももう少し足音騒音を小さくしたいと、思う場合にはしょうがないと考えますが、お勧めではありません。



その2:足音を出して苦情やクレームが心配な方の対策

  2-1:足音騒音で苦情がきたのでネットで探し、本当に苦情が無くなった対策

この足音騒音対策は、「AS防音マット」を使った対策で、あまり名前が知れていませんが、もう20年以上前からネット上で探してたどり着いた人は、「AS防音マット」を敷いて下の階からの苦情やクレームが本当に無くなり喜んでいる対策です。

「AS防音マット」を使った人のメールを1つ紹介します。


「マンションは防音設計なのに階下からクレーム。それも執拗に。

たまりかねて最初は市販のものから静床シリーズとか試したが、

一向にクレームおさまらず。

マンションのローンも残っていて住み替えも出来ず焦る日々、

防音で探して最後に行き着いたのがこれだった。

結構分厚く、単価も高いので躊躇したがこれで不安が無くなるならと思い購入。

あれだけうるさかったクレームが無くなり、もう5年経ちます。

三層のEVAでヘタリもなくよく守ってくれました。

買って本当に良かったです。ちなみに階下とは関係悪いまま。」


この方が使った防音マットが、「AS防音マット」です。


(この対策だけが、現在では子供の足音騒音を半減できる対策の様です。

苦情がこなくなりますし、何といっても気持ちが落ち着き安心して生活出来ます。)


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  2-2:一般的な防音マットや防音グッズでのエコノミーな対策

「AS防音マット」を敷くと2-1のメールの方でも結構値が張る為躊躇した形跡があるように、単価の面がネックになります。

効果はそこまでなくても、防音マットを敷いた実績が大事だと思われる方も大勢いると思います。

その様な方には私共では、アタック350とのタイルカーペットを推奨しています。防音効果は、他のタイルカーペットや、防音マット類と同じように、軽量衝撃音対策のΔLL4を取得しており、足音騒音対策にはあまり効果が薄いのですが、裏面にフローリングに吸いつく吸着材が付けられているので、置くだけで動かなくなるタイルカーペットなのです。

私共の足音騒音対策の防音工事をする場合には、AS防音マットの上にこのアタック350(東リ)を敷いて施工しています。その他にもタイルカーペットの静床プレミアムやMUTEなど沢山あります。



その3:マンションでのトラブルになるような足音の基準は


  3-1:マンションや住宅地での騒音基準

表は日本建築学会が遮音性能基準と設計指針として示している遮音性能です。



集合住宅で子供の足音騒音の場合、重量衝撃音の項目から標準的(一般的)な水準で、L-55となっています。

「L-55ではある程度騒音が聞こえます」との考え方ですが、日本建築学会がこれがこれが普通ですと示しているのです。

子供の足音騒音が聞こえてもそれが普通のマンションなのですから、マンションで足音騒音のトラブルが発生しても不思議ではなく、当たり前なのです。

小さな子供がいる場合など、子供は足の使い方が下手で、どうしても足音騒音が出るようになりますので、やはり常識的には、何らかの防音的な対策をとる必要があると思われます。

  3-2:足音騒音の場合の受忍限度と云う法律的な考え方

子供の足音騒音に限らず、足音騒音の場合の受忍限度との考え方が、法律の専門家の間では一般的であり、受忍限度を超えているか超えていないかが問題になります。

では、足音騒音の場合の受忍限度とはどのような基準なのかと云うと、はっきりとした基準が無いのが、この問題の法律的世界なのです。

足音騒音自身聞く人の感覚に依って違ってくるし、3-1の基準にしても、遮音性能上特にすぐれている、すぐれている、標準的である、やや劣る、の様な基準として建築学会でも表示しているのであり、はっきりしていません。

したがって、受忍限度となると発生源が子供なのか大人なのか、足音騒音を意識して出しているが申し訳ないとの気持ちも有り、小さくする努力もしているのにも関わらず、このような足音騒音がでてしまっているのか、など様々な要因を考慮して受忍限度内または外を決めているのです。

2-1で出てきた「AS防音マット」は、その様な意味でも、足音騒音を半減して実際の配慮が感じられる遮音材であり防音材ですので、「AS防音マット」を敷いたことで法律的な受忍限度内になりうると云うことも経験上はっきりと分かっています。



その4:足音騒音に悩まないマンションの特徴や探し方


  4-1:マンションの構造方式や天井の防音対策で考える

マンションを買う場合や賃借する場合に足音騒音トラブルに合わない様な物件の見分け方をお教えいたします。

足音騒音の場合基本的にスラブ厚が重要なのです。スパンと云って柱や梁の間隔や梁で囲まれたスラブの大きさ、小梁の有無等スラブが振動する要因は沢山あり、難しいのが足音騒音なのです。

単純に考えないと選択出来なくなってしまいますので、スラブの厚さに絞って考えてみます。

現在マンションではスラブ厚はもう200mmが一般的になっており、200mmでも結構足音騒音が発生していることを考えて、スラブ厚250mm以上が足音騒音を出し難いスラブと考えます。

さらに天井に吸音材のグラスウール等が敷き詰められていると、相当期待できる構造と考えて良いのです。

しかし、構造や仕様は現場で施工する為同じものにはならず、何故か足音騒音が出てしまう場合がありますので、現場でショールームではなく、実際の物件を確かめてみるのが最良の方法です。


  4-2:最上階や端の物件等、影響を受けにくい住戸を考える

マンションには足音騒音の影響を受けにくい住戸がありますが、上階の影響を最も受けないのは当然最上階です。

また、各階でも端の住戸は斜め上下隣の住戸が3戸減りますので、中間の住戸よりは足音騒音影響は少ないと云えます。

さらに、自分に子供がいて足音騒音を出しそうな場合は最下階にするのが一般的ですが、これらの住戸の割合は限られていますので、なかなか希望通りには確保できません。


  4-3:新築物件でなければ、住人の履歴や行動をチェックする

中古物件としてマンションの住戸を確保する場合は、マンション内で足音騒音のトラブルが起きたことが無いかや、上下など近隣住戸の子供の有無等を教えてもらうようにして、出来るだけ情報を集めた上で決めるようにすると、足音騒音等によるトラブルを、なるべく避けることが出来るようになります。

最近はプライバシーの情報は得にくくなっていますが、斡旋する不動産会社などに、足音騒音トラブルに巻き込まれたくない旨を、しっかりと伝えれば、便宜を図ってくれることが多くなります。



その5:まとめとして


まとめとして、建物としての遮音性能の一般的な基準が多少聞こえるのが標準と考えられているので、子供の足音騒音を含めて、足音騒音が聞こえるようなマンションが多くあり、どうしても足音騒音でのトラブルに巻き込まれる可能性は結構あるのです。

そこで、足音騒音を聞かされる側になってしまった場合には、1人で背負い込むようなことは止めて、管理会社や不動産会社等に連絡をし、相手に足音騒音で困っていることを伝えましょう。

足音騒音を緩和する処置として、ノイズキャンセリング機能のあるイヤホン等を検討しましょう。

足音騒音を出す側になった場合には、本当に足音騒音が半減する効果がある「AS防音マット」の様な防音マットを敷くと、足音騒音の減少効果も感じられ、安心できます。

足音騒音対策を折角するのであれば、相手も自分も納得できるような対策を行うのが、近隣とのトラブルを起こさないようにするコツであり、集合住宅に住む場合のマナーと考えた方が良いでしょう。



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