先日、朝日新聞で公園での子供の遊び声で苦情を受けた自治体では、
公園を廃止することになった、との記事が出ていた。
大分昔の話だが、纏めてでみると、2004年に放課後児童のために児童センターが出来、
その遊び場用に自治体が1400㎡程度の遊園地を隣接地に設けたのが始まりでした。
夕方には4，50人程度の児童が一斉に遊ぶため大きな音が発生していとのでした。
そして、近隣の一世帯から「うるさい」との苦情が入ったのです。
市は公園の出入口や遊具の位置を変え、公園内でのボール遊び休止で苦情は解消しました。
しかし、送り迎えの保護者の車の「アイドリング」には、
同じ住人からたびたび苦情が寄せられていたとのことでした。
それから10年程無かった子供の遊び声にたいする苦情が同じ住民から入り、
児童センターは苦情が続くと考えて、公園の利用を止めたそうです。
このことで、市も使われない公園を維持するのは無駄との判断で、公園を廃止した。
公園のような公共施設であっても、住民の苦情には抗いようもなく、
子供の遊ぶ声が騒音かどうかは別で、折角の公園を廃止しなければならなくなるのです。
子供が成長の為に重要な要素の公園ですら、子供の遊びから出る声の苦情によって、
公園を廃止しなければならない状況に追い込まれることがあるのです。
一方ドイツでは、児童保育施設での子供の遊ぶ声や世話にあたる大人の発する音声は、
「原則として、有害な環境作用ではない」と定義されて、
子供の児童保育施設や遊戯施設での子供の遊ぶ声は騒音規制対象外となっているのです。
もちろん、子供の遊ぶ声が何でもかでも許容されるというものではなく、
「相互の配慮」をした上での子供の遊ぶ声になります。
さらに、騒音問題総合研究所の橋本氏も、子供の遊ぶ声の騒音問題について、
「子供の声も騒音だ」と認識することが第一歩。
その上で、親も子も近所の人と顔を合わせたら挨拶すること。
騒音だと感じる側も「音を出す側も気を使っているのでは」と相手のことを
想像することが出来ることで、聞こえ方に変化があるかもしれない、と言っています。
子供の足音を出す側は「子供の足音は騒音だ」との認識なのです。
この認識を持っていれば、酷い喧嘩や裁判沙汰にはならないのです。
ほとんど防止困難な、子供の遊ぶ声に関しても、相手の気持を察して如何に配慮するかが、
相手側が騒音に対して、許せる範囲になってくるかの分かれ道なのです。
子供の足音騒音も同じような騒音ですので、相手に対する配慮が有るかどうかなのです。
一般的に一番子供の足音騒音に対して効果が有るとの、
軽量衝撃音対策の防音材（現状の防音床材はほとんどがこの種類です）を敷いた床では、
敷いた本人は一生懸命配慮しているつもりですが、足音騒音を受ける側では、
少しも足音騒音が小さくなっておらず、全く配慮したようには思えないのです。
なぜならば、軽量衝撃音対策とはペンの落下音や椅子の引きずり音が対象で、
子供の足音の様な重量衝撃音は対象外だからなのです。
そのために、子供の足音に対しての苦情が絶えないのです。
そこで、「音を出す側も気を使っているのでは」と思ってもらえる防音床材として、
「AS防音マット」と云う素材ががあります。
この「AS防音マット」は数々の苦情を処理した実績があり、レビューにおいても、
AS防音マットを使って苦情がなくなったと言っています。
要するに、子供の足音騒音対策として、足音が小さくなったので、
子供の足音を出している側でも配慮したのだなと、感じられる防音マットなのです。
防音マットと言われている一流メーカーや専門メーカーの出している防音床材は軽量衝撃音対策用の為、子供の足音騒音にはほとんど効果がないのが実情なのです。
「AS防音マット」を使った方も言われるように、唯一「AS防音マット」だけが、子供の足音騒音の緩和に貢献しているのです。
子供の足音を出している側が、しっかりと配慮が感じられる対策をしてから、
顔があった時に挨拶をしたり、盆暮れに贈り物をするような、
コミュニケーションが大いに役に立つことになるのです。
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